ワイン会のための男女の心理学 分析編

 

<目次>

はじめに

1.男は察しない

  女は察しがいい


2.男は説明好き

  女は説明しない


3.男は理屈で動く

  女は感情で動く


4.男は縦社会で生きている

  女は横社会で生きている


5.男は同じ年の男が苦手

  女は自分より若い女が苦手


6.男は野球で育つ

  女はままごとで育つ


7.男は成長したがる

  女は変身したがる


8.男は初めての男になりたい

  女は最後の女になりたい


9.男はみんなが好きな女が好き

  女は自分が好きな男が好き


10.男は恋人以外からもモテたい

  女は恋人に愛されたい


11.男にとっての恋愛はゲーム

  女にとっての恋愛は結婚


12.男はノリノリの時に女を欲しがる

  女はどん底の時に男を欲しがる


13.男は記号に欲情する

  女は信号に欲情する


14.男はロマンが好き

  女はロマンチックなものが好き


15.男は日常が好き

  女は記念日が好き


16.男は行きつけに行きたい

  女は初めてに行きたい


17.男は黙る

  女は泣く


18.男は浮気した女を非難する

  女は浮気相手の女を非難する


19.男は別ファイル保存

  女は上書き保存


20.男は違いがわからない

  女は違いなんてどうでもいい


21.男は分析されたくない

  女は言い当てられたい


22.男は使えないものを集める

  女は使えそうもないものを捨てられない


23.男は子どもでいたい

  女は女でいたい


24.男はボーッとしている

  女はイライラしている


25.男は人前で話しが長い

  女は気を許した相手に話が長い


26.男は変わりたくない

  女は変えたい


27
男は謝れない

  女は忘れない


28.男はギラギラしたい

  女はキラキラしたい


29.男は結果を重視する

  女は過程を重視する


30.男は世界から認められたい

  女は世間から認められたい


31.男は猪突猛進に働く

  女は臨機応変に働く


32.男は会話という勝負に勝ちたい

  女は会話を続けたい

おわりに

 

はじめに

東京を中心に日本全国で様々なワイン会が開催されています。

 


<着席スタイル&コース料理>

40代50代を中心とした、高級ワインを飲むことが参加の一番の目的である、ほぼワイン試飲会のようなワイン会。

<半立食スタイル&ビュッフェ料理>

30代40代を中心とした、出会いと交流を楽しむことが参加の一番の目的である、ワインについて語らないワイン会。

 

当社ソレイユのワイン会は後者の方です。

ワインについて全く詳しくなくても気負いしなく参加できる会、一人参加でも初参加でも気兼ねなく参加できる会。そのようなワイン会を開催するよう心掛けています。

 

そして独身限定のワイン会なので、参加された異性の方と仲良くなっていただきたいという想いのもとに運営しています。



男と女は同じ言語を話し、同じ人間同士ですが、まるで「異星人」のように考え方や特徴が異なります。

男女が円滑にコミュニケーションを取るために、それらの違いをなんとなくでも知っておくと、相手とうまく行く可能性も高まります。

男と女は別の生命体。肉体の違いだけでなく、脳の構造や考え方に大きな違いがある。

この事実は学校では教えてくれないことなので、どのように違うのか大人になってから学ぶ必要があります。

 

経験上ですでに学んで感じたことも数多くあるでしょうが、ここに主な違いをコラムにてまとめました。

どうぞ今後の役に立ててください。

 

  

1.男は察しない/女は察しがいい

 

は感情や考えを察するのが苦手で鈍感です。

 

注意力や観察力が足りず、そういう習慣や意識が不足していることが多いようです。


はもともと狩りをする性なので、自然環境や気温、地図や方角などについてはよく観察しています。

 


は相手の感情や考えを察するのが得意です。

 

結論から話を進めていく英語は男性的な言語ですが、私たちが話す日本語は結論を後回しにする言語なので女性向けです。

はもともと家庭を営む性なので、人の行動や仕草に敏感で、ちょっとした変化も常に気にかけ、自然とよく観察しています。
 

 

 

2.男は説明好き/女は説明しない

 

は女のようにおしゃべりを楽しむのが苦手な反面、話し始めたら一気にゴールまで突き進む、論理的な話が得意です。

 

ウンチクを述べるのも好きです。



は説明が下手どころか説明をしません。

 

話の内容よりも感情的な言葉、直感的な言葉を先に言い、自分の気持ちを伝えるばかりが長くてなかなか結論に辿り着かなかったりします。

 

結論さえなかったりします。



は相手の感情に寄り添うように心がけ、は感情的にならずに順を追って話すよう心がけることが大事です。
 

 

 

3.男は理屈で動く/女は感情で動く

 

の脳は、感じる領域の右脳と言葉を操る左脳を結ぶ、ケーブルのような役目をする脳梁が太く、右脳と左脳の連携がいいといわれています。

ゆえに感情と言葉がめまぐるしく交信するからこそ、話が直感的だったり、思い付きをぽんぽん口にしたり、あちこち話が飛んだりします。

太いケーブルのおかげで、一度に多くの情報をやり取りできるのに加え、もともと高感度なセンサーが見についているため、ものごとの細かい部分やまわりの人の感情にもよく気がつきます。

気が利く反面、その情報量の多さゆえに、決断が遅くなってしまい優柔不断なデメリットもあります。



の脳は女性に比べて脳梁が細く、右脳と左脳の連携が弱めです。

 

一度に処理できる情報量も落ちます。

その代わり、集中力があり、細かい部分に気をとられることなく大局を見定められます。

会話中であれば「話のゴールは一体どこか」という一点に集中します。

 

女性のように、ほかのことを考えたりはしませんし、できません。

どこに問題があり、どうすれば解決できるかのゴールに集中するため、よく言えば論理的、悪い言い方をすれば理屈っぽくなります。
 

 

 

4.男は縦社会で生きている/女は横社会で生きている

 

はいつでも年齢を気にします。

 

男同士の人間関係は体育会系で縦社会なので、初対面では年齢の上下で上下関係を決めて役割分担するほうが、気楽で性に合っているからです。

縦社会に居心地の良さを感じるため、上下関係がはっきりしないとソワソワし、年齢がわかって初めて、男同士のコミュニケーションが始まります。



は男のように年齢や肩書きの上下を気にする習慣はありません。

 

初対面でも年齢に関係なく、すぐに打ち解けて歓談できるのは、女性ならではの特技です。

しかし、みんな仲良しの人間関係ならではの辛さもあります。

 

仲良くならなければいけないという呪縛から、気の合わない女同士で会ったり、話の合わない友達と楽しいふりをしながら過ごしたり、横社会を大切にするがゆえに、つるむルールからはみ出すことができません。 

 

 

5.男は同じ年の男が苦手/女は自分より若い女が苦手

 

は序列を重んじるため、慣れ親しんだ「縦社会プレイ」ができない同じ年の男が苦手です。

 

「年下だけど上司」も苦手で動揺します。

 


は年下の女が苦手です。

 

「女は若いほどいい」とされている世の中の風潮を日々肌で感じるため、多少おもしろくない気持ちになります。 

 

 

6.男は野球で育つ/女はままごとで育つ

 

は子どもの頃から野球やサッカーなどのチームスポーツに親しみ、自分が活躍しなくてもチームが勝てば大喜びするのがルールだということを学びます。

 

マンモスをみんなで仕留めた石器時代より同じ理屈で受け継がれています。

少年ジャンプに掲載される漫画の世界観であり「仲間」「絆」「勝利」の言葉が大好きです。

そういった環境で全体主義的な価値観を育んできた男性は、簡単にビジネス・会社の世界に馴染むことができます。



が子どもの頃に親しむ遊びの代表は、おままごと。

 

そこには明確な目標もゴールもありません。

みんなで楽しく仮想世界をつくり上げる「協調性」「共感」が重んじられる世界です。

そういった環境で育った女性は、誰かの命令だからと従ったり、全体の勝利のために邁進するビジネスの世界には、根本的にそぐわないものです。
 

 

 

7.男は成長したがる/女は変身したがる

 

は「成長」「成功」という言葉が大好きです。

 

昨日より今日、今日より明日、何かが大きくなっていく、強くなっていくことに楽しみを見出します。

筋トレが好きだったり、RPGのゲームが好きだったり、無意識に会社を大きくしようとするのも男性社長です。



は「変身」を好みます。

 

ままごとが持つ芝居的な要素も、変身願望の強い女性を惹きつける魅力のひとつです。

また、白馬の王子様が現れることを妄想し続け、いくつになってもシンデレラや白雪姫のようにお姫様になる願望を持っています。
 

 

 

8.男は初めての男になりたい/女は最後の女になりたい

 

が究極に好むのは、真っ白な女です。

 

今の時代でも、いまだに処女性に価値を感じる男は数多くいます。

は、女性にとって最初の男になることで、前の男と比べられるのを避けたいと思っており、実は弱気の裏返しでもあります。

自分に自信がないからこそ、真っ白な女性を求めているとも言えるでしょう。



が求めるのは、自分好みの完成された男です。

 

は変身願望があり「いつか白馬の王子様が自分の人生をステキに変えてくれる」と思いがちです。

そのような依存的な考えがあるため、できるだけ洗練され、成功した大人の男を求めます。

 

相手にとって「最初の女になりたい」とは思いませんが「最後の女になりたい」という希望は持っています。 

 

 

9.男はみんなが好きな女が好き/女は自分が好きな男が好き

 

は自分がつき合う女性のことを、どこかでアクセサリー、あるいは狩りの獲物のように考えています。

自分が連れている女が「みんなが認めるいい女」であることが望ましく、自分のオスとしての強さを誇示したいのが男です。



は無意識に相手を「子どもの父親になる人」という観点で見分けます。

大人の女になると、恋愛というよりは、結婚やその後の生活を見据えて、男のスペックや、わかりやすいステイタスにこだわりシビアに相手を選びます。

本能にせよ打算にせよ、自分の基準にかなう「自分だけのいい男」を追い求めます。

 

 

10.男は恋人以外からもモテたい/女は恋人に愛されたい

 

は「彼女以外の女性からも好かれたい」「モテたい」「チヤホヤされたい」という願望があります。

は本能的に種をばらまく性なので、いつまでたっても「より多くの女性から求められたい」という願望が消えません。

は不特定多数の男からモテることにあまり興味がありません。

 

は恋愛において受け身の存在であり、好きでもない男に言い寄られて面倒なことになるよりは、自分が好きな一人の男だけに愛されたいと感じます。 

 

 

11.男にとっての恋愛はゲーム/女にとっての恋愛は結婚

 

は下半身でモノを考えます。

にとって恋愛のメインイベントはセックスであり「気に入った女性を口説き落として、キスをして、セックスに持ち込む」というゲームでしかありません。



は子宮でモノを考えます。

は恋愛の先に結婚や子どもというゴールを見ています。

 

「好きだから」と言いつつも、頭のどこかでは生活のために結婚しようとします。

となれば当然、男性の収入や将来性も気になりますし「異性としての魅力」と同時に「父親としての適性」を見たりもします。
 

 

 

12.男はノリノリの時に女を欲しがる/女はどん底の時に男を欲しがる

 

は自分が絶好調の時に恋をしたいと思います。

は仕事を重要視しています。

 

自分にとって大切な分野で成功することで、自己肯定感が高まり、その有り余るエネルギーが恋愛に向けられます。

が絶好調なときは、自然と女性からの引き合いも増え、モテた男はさらに自身を強め、もっとモテたいと感じて狩りに出ます。



は自分が絶不調な時に恋をしたいと思います。

は「いつか王子様に自分の人生をステキに変えてもらいたい」という変身願望があるため、恋をすることで苦境から脱したいと考えて男に逃げ込みがちになります。
 

 

 

13.男は記号に欲情する/女は信号に欲情する

 

多くのは、性欲に支配されています。

 

そのため、「女っぽくてエロいもの」を備えている女性にキュンとします。

 

女性のシンボル的なものに惹かれます。

はとても単純で、それが誰のものなのかという部分はあまり大切ではありません。



は自分に向けられたベクトルに敏感です。

 

「これは私に向けられた優しさだ」「私に関心を持ってくれているのだな」と感じることでキュンとします。

ただし、だけが使う表現として「生理的に受け付けない」というものがあり、ひとたび「気持ち悪い」「キモい」と思われてしまったら、男がいくら熱心にアプローチしても、女性の心は動きません。
 

 

 

14.男はロマンが好き/女はロマンチックなものが好き

 

はロマンを追い求めます。

恋人なら「男のロマン」を尊重して暖かい気持ちで話を聞いてあげたいものです。



はロマンチックなものが大好きで、チヤホヤもされたいし、人一倍感激もします。

でも、大きな人生設計においては、冷静で現実的な視野を忘れることはありません。
 

 

 

15.男は日常が好き/女は記念日が好き

 

は交際が始まると、態度が変わります。交際前はドラマチックでも、一転してリラックスし始めます。

は記念日のようなムダに思える労力を使うことが好きではありませんし、ボーッとしていられるいつもと同じ日常が好きです。



は結婚すると、態度が変わります。交際中はドラマチックやロマンチックを求めても、一転してリラックスし始めます。

たいていのは「誕生日」「クリスマス」が好きなので、男性は盛大に祝っておけば文句ありません。
 

 

 

16.男は行きつけに行きたい/女は初めてに行きたい

 

は脳が不器用なので、新しいルールや仕組みに慣れるまでに時間がかかります。

 

そのため、デートで行くレストランや場所も「いつもの店」を作りたがります。

 

そこに行けば安心という空間でリラックスしたいのです。



は脳が好感度なので、ミーハーで新しいものが好きです。

 

できるだけ行ったことのないお店に行って、新しい体験がしたいと思っています。 

 

 

17.男は黙る/女は泣く

 

はケンカしている最中に黙ります。

は脳の仕組み的に、いくつものことを同時に行うのが苦手で考えながら話すことができないため、黙って考えることに集中します。

 

男の沈黙はしゃべることができないだけです。



はケンカしている最中に泣き出します。

の涙は汗のようなものです。

 

感受性が強いため、いろいろな感情が一気に押し寄せてきて、感極まって泣いてしまっているだけです。 

 

 

18.男は浮気した女を非難する/女は浮気相手の女を非難する

 

は女に浮気されたとき、浮気した彼女をネチネチと正論で責めます。

 

浮気相手の男のに対して「負けた」と引け目を感じるため、身近な弱い人間=彼女を攻撃します。



は男に浮気されたとき、彼氏ではなく浮気相手の女性を責めます。

 

「私の彼氏は騙されただけ」「悪いのは彼じゃない」と信じこもうとし、彼氏を擁護します。 

 

 

19.男は別ファイル保存/女は上書き保存

 

はいつまでも過去にしがみつき、元カノとの思いでを大切にします。

にとって元カノは、愛着があり、どんな別れ方をしていようとも、ある意味自分の大切なコレクションです。



は何事においても切り替えが早く、元カレのことはまったく気にならなくなります。

にとって元カレは、別れてしまえばどうでもいいと感じます。
 

 

 

20.男は違いがわからない/女は違いなんてどうでもいい

 

がプレゼントされて喜ぶものはウンチク系です。

は自分の感覚で善し悪しが判断できず、自分では違いがわからないからこそ、スペック・データ・ランキングを重視し、指標に照らし合わせます。

「こだわる」というよりは、そうした客観的な指標に裏打ちされて初めて「安心できる」と感じます。



は男に比べて感覚が鋭く、スペックやデータなどを見なくても直感的に違いがわかります。

モノに違いがあるのは当たり前で、そんなことはどうでもいいと考えます。

それよりは「かわいい」など、自分の心を動かすポイントがあるかどうかのほうがよほど大事で、主観による判断だからこそブレません。
 

 

 

21.男は分析されたくない/女は言い当てられたい

 

は分析されると、上からものを言われた気持ちになります。

自分のことを、上から目線であれこれ言い当てられる状況は、男のプライドが許しません。

 

は誰からも分析されたくないと思っています。



は「私のことをわかってくれてる」感に弱いため、「言い当てられたい」「分析されたい」という願望があります。

他人から言い切られることで、自分を発見したような気持ちになります。

 

そういう欲求があるからこそ、は「占い好き」「心理テスト好き」が多いです。 

 

 

22.男は使えないものを集める/女は使えそうもないものを捨てられない

 

は重度の収集癖があり「とにかく揃えたい」と収集すること自体に意味を見出します。

狩猟本能があるため、何かを「狩って」自分の「巣」に持ち帰ることで満足が得られます。

 

また、自分のお気に入りの趣味のモノに囲まれることで、独自の世界観をつくり上げ、演出・アピールしようとする傾向もあります。



は男のように、喜んで集めているわけではないですが、使えそうなものを捨てれらません。

数多くあっても無意味であり、実際には使わないけど、念のために取っておく癖があります。
 

 

 

23.男は子どもでいたい/女は女でいたい

 

は一生男性のままで、気持ちの上では生涯子どものままです。

心の底では「大人になんかなりたくない」「遊んでいたい」と思っています。

は多かれ少なかれマザコンなので、いくつになっても、どんな立場にいても、近い女性に母親役を求めて甘えます。



は「女性」「母性」の2つの性があります。

 

子どもを生むと「母」という別の性に生まれ変わります。

ただし、子どもの手が離れるまでの間「母」になるのであり、は「一生女でいたい」と思っています。
 

 

 

24.男はボーッとしている/女はイライラしている

 

はボーッとしているように見える間でも、脳のイメージ領域である右脳はフル回転していて、何事かを考えています。

脳が高速で働き過ぎて、しばしそれ以外の動きが停止している状態です。



は家の中ではイライラ・ピリピリしています。

いろいろなことに気がつくため、必要以上のストレスを抱えて気疲れしてしまうことが多いです。
 

 

 

25.男は人前で話しが長い/女は気を許した相手に話が長い

 

が話を聞いてほしいと感じる相手は「他人」です。

は「世界に認めれれたい」「他人に尊敬されたい」という欲求があるため、人前で話す機会を与えられると、どうしても話が長くなります。

 


が話を聞いてほしいと感じる相手は「身内」です。

はおしゃべり自体が好きですし、話すことで「ストレスを解消したい」「共感し合いたい」と思っています。
 

 

 

26.男は変わりたくない/女は変えたい

 

は新しい環境に対応するのが苦手ですし、まったく変身願望がありません。

 

どちらかと言えば「自分を変えたくない」と思っています。



は変身願望があり、脳の構造上、切り替えが早いので、変化に対応するのが得意です。

 

そして男性に対しても変化を期待します。 

 

 

27.男は謝れない/女は忘れない

 

はプライドを大切にする生き物で、ケンカをしても「謝ったら負け」などとつまらないことを考え、なかなか謝ることができません。



は自分が悪いと納得すればすぐに謝ることができますが、相手に落ち度がある場合は、謝られてもなかなか水に流すことができません。

 

記憶力がいいせいで、いつまでも引きずります。 

 

 

28.男はギラギラしたい/女はキラキラしたい

 

は人生の中で、仕事がかなりの割合を占めます。肩書き・年収・有名企業と、貪欲に「出世」を追い求めます。

はとにかく人から「すごい」と言われたい。羨まれる存在になりたい。権力を持ちたい。人の上に立ちたい。とギラギラしています。



はライフステージで、恋愛・結婚・仕事・子育てと、バラエティに富んでいます。仕事には「やりがい」を求めます。

は自分が「キラキラ」輝いていられる仕事かどうかを見ています。
 

 

 

29.男は結果を重視する/女は過程を重視する

 

は子どもの頃にしてきた野球のように、勝敗や得点に敏感です。

 

頼りになるのはデータであり、曖昧は記憶より、何度でも確認できる結果・数字を大切にします。



は子どもの頃にしてきたままごとのように、みんなで一緒に雰囲気よく、ルールも終わりもない「ごっこ遊び」を楽しみ続けるのが好きです。

ままごとに勝ち負けはないため、女性はあまり結果を気にしません。

 

その時の感情をセットにして記憶することができ、引き出せるため、結果よりもプロセスを大切にします。 

 

 

30.男は世界から認められたい/女は世間から認められたい

 

は認められたい対象範囲がかなり広く、世界中の見ず知らずの人から「尊敬されたい」「影響力を持ちたい」「すごいと言われたい」願望があります。

は認められたい対象範囲が非常に狭く、友達・近所の人・職場なら部署の人から「羨ましがられたい」「憧れの対象になりたい」「いいなと言われたい」願望があります。

 

 

31.男は猪突猛進に働く/女は臨機応変に働く

 

は右脳と左脳の連結が悪い分、どちらかの脳だけを使う傾向にあり、何か役割を与えると集中してそれに取り組みます。

ビジネスでも、細かいことは気にせず脇目もふらずにゴールに向かって一直線に進むのが得意です。

 

しかし一方で、ルールやシステムなどのゴールが変わると対応できず、動揺する弱点があります。



は右脳と左脳の連結が良い分、常に膨大な量の情報を同時進行で処理しているため、細かい部分にまでよく気がつきます。

 

悪く言えば「いつも気が散っている」状態で問題の本質を見失うこともあります。

ビジネスでも、目標を設定せず臨機応変に対応するスタイルが得意です。

 

切り替えが早く、新しいルールにすぐに馴染めるという長所があります。 

 

 

32.男は会話という勝負に勝ちたい/女は会話を続けたい

 

は会話がある意味「試合」です。結論や答えを出せば、勝ちであり終了。

早く勝って会話を終わらせるために、すばやく「スマッシュ」を決めようとします。

 


は「おしゃべり」そのものを続けることが目的です。

「ラリー」を長く続けることを望んでいるので、細かい部分までできるだけ具体的に話しますし、聞いている人の感情に訴えるため、「自分がその時どう感じたか」という部分を強調します。

女性のおしゃべりラリーに対して「いつ終わるんだよ!」「けっきょく要点は何!」とイライラするのは当然ですし、ラリーを楽しんでいる女性側が男性のスマッシュに「やめてよ!」と怒るのも当然です。
  

 

 <出典> 『察しない男 説明しない女』(五百田達成 著)

おわりに

いくつか思い当たるふしがあったのではないでしょうか。

男はこう、女はこう、とルール化しても例外はありますし、これらの「男と女の違い」はすべての人に当てはまるわけではありません。

部分的には、男性でも女性の項目に当てはまる場合もあるでしょうし、女性でも男性の項目に当てはまる場合もあるでしょう。

自分がどちらに当てはまるかではなく、むしろ注目すべきは「自分ではないほう」です。

大切なのは、「自分に当てはまらない方の人への対処法」です。

男と女がわかり合うのは、究極的には不可能です。そもそも無理です。

わかり合えないことを前提にそれをスタート地点にして、「自分とは違う考えをする人」にどう接するか。

テクニック編にてコラムにしました。
 

 

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